RAI MODEL 500

katsu201jk2006-10-20

今日、地上波であぶない刑事の映画をやっていた。僕の年齢はまさに「あぶない刑事」世代で、ドラマはよく見ていた。別に熱烈なファンってわけではないのだけど。
今夜の映画「まだまだあぶない刑事」も所謂”アブデカ”の王道で舞台は横浜、柴田恭平は走り、舘ひろしはバイクにまたがって撃ち、浅野温子はコスプレ満載で、ガンアクションあり、カーアクションあり、笑いありで、安心して見られる映画だった。

その劇中の前半に狙撃のシーンがあり、カフェでお茶をしているタカとユージ(主人公)が狙われ、当たりはしないがカフェのテーブルやイスなんかが吹っ飛ぶ、結構な勢いで。その破壊力を見て「いくらアブデカでも、ちょっと派手じゃね?」と思っていたら、劇中のタカの台詞で「大口径の長距離射撃だ!」と言っていた(正確ではないけれど)
そこで、僕はちょっと「おぉ!?」と思った。というのは、世の中に大口径のロングレンジライフルなんてそうそう種類はないからだ。なんて疑問と興味を持ってみていたら、狙撃手のシーンになりライフルも映った。

「!!」このライフルはなんとRAI MODEL 500ではないか!!

なぜ、このライフルの種類がチラッと見ただけで分かったかと言うと、決して僕が銃器マニアだからではない。このライフルは、つまり映画用の小道具としてのライフルは以前に押井守監督の短編映画「.50Woman」に出てきたからだ。日本の映画でRAI MODEL 500を出したのは押井監督が初めてだから、「あぶない刑事」で使われたのは、おそらくは同じモデルガンだろう。納富貴久男氏(銃器特殊効果の第一人者)はあぶない刑事でも押井映画でも仕事しているわけだからね。
再び映画に使われて良かったね、RAI MODEL 500。いや、僕の知らないところでもっと使われているのかも・・・